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ネギ栽培全般

機械化が難しい野菜からネギへ転換｜“産地でなくてもできる”を証明した挑戦

株式会社元気もりもり山森農園様（神奈川県）

課題

【機械化できず体への負担が大きかった大根栽培】山森農園様では、これまで大根を中心に栽培されていました。しかし、これらの作物は機械化が難しく、作業の多くが手作業。身体への負担が大きくなっていました。このままでは持続的な経営が難しいと考え、2021年からネギ栽培へ転換することを決断。10aの小規模面積からスタートされました。
【情報が少なく、頼れる人もいない“非産地”でのスタート】とはいえ、周囲にネギを作っている農家はおらず、経験者に相談することもできませんでした。ネギ産地ではない地域のため、資材や管理に関する情報も集まりづらく、栽培ノウハウが不足していたのが現状でした。
【土壌消毒剤の連用で、生物性が崩壊】さらに、以前の作物で土壌消毒剤を長年使用していた影響で、土の生物性が損なわれていました。微生物の多様性を偏差値で測定したところ、結果は「38」。病害が発生しやすく、根張りや肥効にもムラが出やすい状態でした。
【機械化と経営拡大の中で“経営の勉強”も必要に】2022年以降は機械化を進めながら、ネギの作付面積を少しずつ拡大。 2024年には2ha規模まで広がりました。一方で、設備投資や資材費の増加により、経営面での知識不足を実感。「作る」だけでなく、「経営する」力を身につけたいと感じていました。

解決策

【ネギ参謀式カレンダーで“迷わない”栽培管理を実現】ネギ参謀では、山森農園様の作型に合わせた「ネギ栽培カレンダー」を提供。いつ・どんな作業や資材が必要なのかを明確にし、初めてでも迷わず管理できるようサポートしました。
【微生物を活かす“土づくり”を徹底サポート】緑肥や微生物資材、有機肥料、有機石灰を活用した「ネギ参謀式土づくり」を実践。土壌消毒剤の連用によって壊れていた生物性を回復させることで、病害に強く、肥料の効きムラが少ない土づくりを進めました。
【経営計画も“学びながら実践”】農業経営の基礎を身につけるため、古田土会計事務所と連携した「経営計画作成合宿」を開催。自身の経営に合った数字の立て方や考え方を実践的に学び、将来を見据えた経営方針を構築しました。

結果

【2haまで拡大、病害も減少し“安定収量”へ】初年度10aだった栽培面積は、2024年には2haまで拡大。土壌の微生物偏差値は38から60へと改善し、病害の発生も大幅に減少しました。土壌消毒剤に頼らなくても健康な根が張るようになり、安定して収量を確保できるようになりました。
【10aあたりの収量が最大2倍に】改善前は10aあたり約4tだった収量が、最大6tまで増加。「なぜそうするのか」を丁寧に説明してもらえるため、納得しながら実践できたことが成功の鍵となりました。
【“いつでも相談できる安心感”が継続の支えに】疑問が出てもすぐに答えてもらえる環境があり、安心して新しい取り組みを続けられました。知識ゼロからでも成長できる仕組みを実感されています。

喜びの声

株式会社元気もりもり山森農園様（神奈川県）

良いネギができたのは、ネギ参謀のおかげだと思います。
収量が増えただけでなく「2025年度野菜ソムリエサミット」で金賞を受賞することもでき、糖度は通常の1.7倍である15度を記録しました。
聞いたらすぐに答えてもらえる安心感があるので、産地でない人ほどおすすめしたいサービスです。
経営計画合宿では、経営の基礎から学ぶことができ、とても勉強になりました。初歩的な質問から個人的経営課題まで1.5日間の間でほぼマンツーマンで何度も質問できたのが良かったです。

株式会社元気もりもり山森農園様（神奈川県）

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